今回レビューする映画はこちら。
ラブ・アゲイン
映画紹介
まだこの映画を観ていない方は、こちらの記事をご覧ください。
ざっくりレビュー
ここから先はネタバレがあります。まだこの映画を観ていない方はご注意ください。
恋愛映画では一番好きかも。
笑って泣けてほっこりする、そんな映画。
「ラ・ラ・ランド」を知ってるとライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの共演にもにんまりしちゃう。
また、エマ・ストーンがめちゃくちゃ可愛いんだよ。
ワインを選ぶシーンでのイチャイチャとかたまらん。
キャラクターもみんな個性的だし、ストーリーもいくつかの恋愛が複雑に絡み合ってて面白い。
でも、ドロドロしてるわけでもなく、最後には爽やかな気持ちになれる。
素敵なシーンや台詞もたくさんあって最高の映画だと思う。
「デイヴィッド・リンハーゲン」って名前が耳にこびりつくのだけご注意ください。
感想・考察・おすすめポイント
1.保護者面談での会話
この映画はどこを切り取っても好きなシーンばかりなんだけど、保護者面談で久しぶりに顔を合わせるキャルとエミリーの会話が素敵すぎて印象深い。
別居をしてから久しぶりに会う2人。
「わー、見違えたわキャル」
「間違ったサイズのスーツを20年も買ってたことが判明してね」
「理由は何であれ格段に垢抜けた」
「ありがとう、君はいつも綺麗だ」
これをサラッと言えるキャルかっこよくない?
「君が恋しいよ。若い頃は僕も努力してたよね。君をパターゴルフやダンスに連れてった。君は名ダンサーだった」
「あなたが名ゴルファーだったから頑張ったの」
この返し!
最高かよ!
「いつの間にかそういう努力をおろそかにして、すっかり退屈な男になってた」
「そんなこと…」
「君に腹が立ってる。僕を裏切ったことに対して。でも、自分にも怒ってる。あの時車から飛び降りたりせずに戦うべきだった。“魂の伴侶”なんだから。13歳の息子にそう言われたよ」
「本当たいした子よね」
「マジでビビらされるよ」
「私もあなたが恋しい」
見つめ合う2人。
めちゃくちゃいい雰囲気。
この後、タファティ先生が出てくるんだけど、この人が実は…
せっかく良いムードだったのに台無しに。
2.女性を落とす必殺技
男子必見!
なんと女性を落とす必殺技があるんです!
イケメンプレイボーイのジェイコブが一発やるための方法。
完璧な曲をかけて、手作りカクテルを出す。
Photoshopで修正したような体。
そして、最後に「ダーティ・ダンシング」の話をする。
女の子に提案して、テーマソングの「タイム・オブ・マイ・ライフ」をかけ、パトリック・スウェイジがジェニファー・グレイをリフトいたシーンを再現する。
これが例外なく効く。
この後、ハンナとジェイコブはベッドに移動するんだけど、そこでのイチャイチャが最高。
結局、一発はやらず。
でも、本当の恋を知る。
ハンナの親に挨拶へ行く前のイチャイチャシーンもたまらないので是非ご覧ください。
鼻の矯正されちゃってください。
3.電話をかけるエミリー
すれ違うキャルとエミリー。
変な夢を見てから夜中にこっそり庭の手入れをしていたキャル。
家の中で子ども達と楽しそうにアイスクリームを食べるエミリーを見つめる。
傍から見たら完全に変質者。
そんな時、突然キャルの電話が鳴る。
なんと相手は目線の先にいるエミリーからだった。
「実は、あなたに電話したのは、今地下室に下りてきてて給湯器と格闘してるとこなの。種火が消えてるんだけど、点火の仕方がわからなくて。それで電話しちゃったの」
ここ何回観てもキュンとしちゃう。
キャルも地下室にいないことはわかってるのに、しっかりと点火の仕方を説明する。
エミリーの嘘に乗ってあげるキャルの優しさが素敵。
大人って本当に不器用だよね。
ロビーみたいにもっとストレートに思いを伝えればいいのに。
でも、そうできないのもわかる。
4.男たちの死闘
エミリーの本当に気持ちを知ったキャルは復縁に向けて動き出す。
子ども達にも協力してもらい、風車が回るパターゴルフコースを手作りする。
何も知らずに家に帰ってきたエミリーに目隠しをし、サプライズを敢行。
「遠い昔、懐かしいウッドサイド中学の廊下でキャル・ウィーバーはエミリー・ボイルと初めて出会った」
「キャル、子ども達の前で復縁する気?」
「大丈夫、いざとなったらモリーは僕が2階へ連れてく」
ロビーとモリーも精一杯キャルをサポートする。
「いいわ、じゃあ娘の到着を待ってからね」
「いるじゃないか」
「そうじゃなくて、もう1人の娘よ」
そこにナナことハンナが登場。
イケメンプレイボーイのジェイコブと一緒に。
そう、ジェイコブが本気で恋してしまったハンナはキャルの娘だった。
混乱する2人。
そこにバーニーが乱入。
娘の部屋からキャル宛ての裸の写真を見つけ、怒りが頂点に。
風車を破壊し、大荒れ。
そして、ロビーが好きだったのはバーニーの娘のジェシカだったこともわかり、さぁ大変。
親子で三角関数に。
追い打ちに、ある男がエミリーの忘れ物を持って登場。
お待たせしました、デイヴィッド・リンハーゲン。
男4人が入り乱れ、乱闘騒ぎに。
伏線が一気に回収され、映画はラストスパートへ。
5.最高のスピーチ
息子の卒業式に足を運ぶキャル。
ロビーが開会の辞を述べる。
「僕はずっと大人になりたかった。子ども扱いされずに対等に話せるし、何もかも全部が輝いて見えた。大人になって、就職し、結婚するのが。でも、まやかしだった。恋は、一番の幻想だった」
雲行きが怪しくなっていく。
「恋をしてた。そう、子どもの戯言と笑う人もいるだろうけど、僕は本気だった。以前の僕は真剣に信じてた。真実の愛は誰にでもあって、本気でその人に誠意を尽くせば必ず報われるって。でも、それは夢物語で現実は甘くない。本当は真実の愛なんてありはしない…」
「ストップ!」
スピーチを止めるキャル。
中指を立てるタファティ先生。
「普段の息子は熱烈に運命を信じてるロマンチストであり、“魂の伴侶”の存在を信じています。大人がこう言ってしまうのは簡単なことです。何を夢みたいなことを、大間違いだ。本当にそうでしょうか」
ここから最高のスピーチが始まる。
このスピーチは是非映画で観てほしい。
「“魂の伴侶”を見つけたら、追い続けなきゃ」
「本当にしんどい1年だった」
「何で?」
笑い合う2人。
「たしかにいくつか困難はあった」
「でも、今になってみると、本当にあなたに伝えたいのはこれだけ。あの時のアイスに感謝してる」
「僕もだ」
この記事を書いてるだけでうるうるしてきちゃう。
本当、最高の映画だ。
【関連記事】映画で学ぶ恋愛学
恋愛が上手くいかなくて悩んでいませんか?
この記事を読むことで、あなたの恋愛の悩みが解決するかもしれません。
コメント