【セブン・シスターズ】中村倫也もびっくり|映画レビュー

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今回レビューする映画はこちら。

セブン・シスターズ

映画紹介

まだこの映画を観ていない方は、こちらの記事をご覧ください。

ざっくりレビュー

ここから先はネタバレがあります。まだこの映画を観ていない方はご注意ください。

画像引用元:映画.com

設定が素晴らしい。
こんなん絶対手が止まっちゃう。
しかも、最後までちゃんと面白い。

前に観た中村倫也主演の「水曜日が消えた」が拍子抜けだっただけに、この映画の魅力が際立つ。
アクションシーンもかっこいいし、姉妹がひとり、またひとりと減っていく感じがたまらん。
主演のノオミ・ラパスの7つ子の演じ分けがすごい。
中村倫也もかっこよかったけどね。

そして、男子に朗報です。
この映画にはおっぱいもあります!

感想・考察・おすすめポイント

1.近未来のハイテクノロジーがかっこいい

画像引用元:映画.com

テクノロジーがめちゃくちゃ発達していてかっこいい。
リストバンドから掌に光が照射されて、掌のボタンを操作するとディスプレイに映像が映し出される。
これほちぃ。

鏡の前に立つと“カレン・セットマン”との違いをグラフ化してくれる。
目の疲れ、薬物の過剰摂取による目の充血、精神的な疲労、肌の乾燥、両頬のシミなんかもわかっちゃう。
これほちぃ。

薄いガラスの板みたいなタブレットもスマート。
リストバンドの位置情報を表示することもできる。
これほちぃ。

児童分配局員が持ってる銃もかっこいい。
ロックされてて使えないけどほちぃ。

2.姉妹の左手の人差し指がない理由

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まだ姉妹達が子どもの頃、木曜が約束を破り土曜日に外出してしまう。
木曜が部屋にいないことに気付いた祖父や姉妹達は軽いパニックに。
そんな時、呼び鈴が鳴り、木曜が帰ってくる。
「スケボー乗ってたら転んで。痛いよ」
強めに木曜の腕を引く祖父。
左手に巻いてある血だらけの布を外すと人差し指の第一関節から先がなくなっていた。

その夜、祖父は姉妹達を集めた。
「言ったはずだ、ひとりの行動がみんなに影響する」
月曜の左手に麻酔を打ち、熱した包丁を人差し指にあてがう。
「ひとりに起きたことは、全員に起きる」
「痛いの?」
「ああ。動くなよ」
ザンッ!
ぎゃあああああ!
月曜と一緒に叫んだわ。
姉妹達の命を守るためとはいえ、これはグロい。
スーパーハイテクノロジーで指を再生してあげるとかできないもんかね。

途中、水曜が児童分配局員と戦うんだけど、銃を使うために倒した児童分配局員の人差し指を切って、自分の人差し指にくっつけるところが観てて気分悪くなった。
死体に銃握らせて引き金を引けばいいのに。
児童分配局員もドアを開ける時に2人でドアの前に立つなよ。
そら撃たれるわ。

「ごみ捨て場がある。寝室の窓の下。3階から落ちるけど、ごみの上なら衝撃が少ない」
「その通りだといいけど」
ガンッ!
「くそっ、空だった」
「ごみの収集日が毎週水曜日の朝だった、ごめん」
なんかこのシーンだけちょっと異質だった。
落ちた時の呼吸音も銃の音みたいに聞こえたし。

3.部屋の前でかざしたのは○○の目玉

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最初、マンションの受付の人が何かストーリーに絡んでくるのかなと思ってた。
押し入ってきた児童分配局員に「居住者?それともお客さん?」って尋ねた後、瞬殺されててびっくりした。
ただのモブやないかい。

その後、部屋の前で袋に入った目をかざすんだけど、これがめちゃめちゃグロい。
実はこれ火曜の目玉なんだよね。
最後にはハイテクノロジーで目玉も治ってた。
人差し指は治せないのに。

で、ここからのアクションシーンがめっちゃかっこいい。
ノオミ・ラパスは1人7役で相当大変だったろうに。
児童分配局員のチームリーダーっぽい人が冷蔵庫のドアに躓いて自滅してとこだけ一瞬ぽかんとした。
あっけない。

争っている最中に流れ弾が日曜に当たってしまう。
「らしくない。信じやすいタイプでしょ」
「何を信じればいいの?」
「…」
「私は誰なの?」
この台詞がめっちゃ悲しかった。

4.おっぱい

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皆まで言うまい。
土曜とエイドリアンの濃厚なベッドシーンってだけ。

土曜は見かけによらず真面目なんだよね。
ちゃんと木曜と金曜に言われたことを果たそうと、エイドリアンが誰の恋人か探る。
「またいつもの曜日に」
「前にも話したろ、毎日一緒にいたい。月曜日以外も」
そう、エイドリアンは月曜の恋人だった。
姉妹には秘密にしていたらしい。
窒息プレイが好みだってことも。

7つ子だからか、土曜もエイドリアンのことちょっと好きになってたよね。
この直後、児童分配局員が部屋に押し入ってきて、土曜は殺されてしまう。
怖がってた土曜が殺される直前に木曜と金曜に愛してるって伝えようとするのが切ない。

月曜、火曜、日曜、水曜、土曜、金曜と順番にいなくなり、ついに木曜だけになってしまう。

5.姉妹を売った犯人の正体

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木曜とエイドリアンは児童分配局に潜入する。
そこで子ども達が冷凍されていたのではなく、焼き殺されていたことを知る。

捕まっていた火曜を救出し、3人でニコレット・ケイマンを倒すことに。
火曜とエイドリアンはサーバー室へ向かう。
子ども達が焼き殺されているという真実を世間に知らせるために。

木曜はトイレで月曜と会う。
姉妹を児童分配局に売った犯人は月曜だった。

「予定外だったのよ。エイドリアンと出会って恋に落ちて、すべてが変わった。ケイマンと取引をしてからは最悪。上手く利用されて」
「ごめん。私のせいで指を切り落とされて。私は本当バカだった。戻ってやり直せるものなら絶対そうする。カレン・セットマンは誰かひとりじゃ成り立たないよ。全員でカレンだった。カレンは家族だった」
木曜に銃口を向ける月曜。
分かり合えそうだったのに。
掴み合いの末、銃声が鳴り、弾が月曜に当たってしまう。

サーバー室でも壮絶な戦いが繰り広げられる。
児童分配局はもはやなんでもありな様子。
サーバー室がぶっ壊れてもいいくらい暴れてる。

最終的にニコレット・ケイマンの悪事を白日の下に晒すことに成功。
最後、血だらけの月曜が銃口を向けたのはニコレット・ケイマンだったのか、木曜だったのか。
実は、月曜はエイドリアンの子どもを妊娠していた。
しかも、双子。
月曜は子ども達を守るために姉妹を犠牲にしたのだった。
月曜は家族を守るために言われたことを、正しいことをなんでもやってきた。
それだけ大事にしていた家族よりも大事なものができたってことだよね。

改めて観ると、冒頭で月曜がトイレで吐いてるんだけど、これつわりだったんだね。
こういう細かい演出が好き。

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