【プライドと偏見】自分、不器用ですから|映画レビュー

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こんにちは、ただの映画好きのJBです。
この記事では、映画「プライドと偏見」をネタバレありでレビューします。

女性にとっての恋愛、結婚、幸せとは…
気になった方は、ぜひこの記事を一読してみてください。

映画紹介

まだこの映画を観ていない方は、こちらの記事をご覧ください。

ざっくりレビュー

ここから先はネタバレがあります。まだこの映画を観ていない方はご注意ください。

画像引用元:映画.com

キーラ・ナイトレイがめちゃくちゃ綺麗。
冒頭でソファに座りながら妹達がはしゃぐ姿をニコニコしながら見ているシーンでもう好き。

衣装や風景も素敵。
ただ、ストーリーはありきたりっちゃありきたりかな。
絶対好きじゃんって思うのに、なかなかくっつかないやつ。
「何なのよ、あいつの高慢な態度。でも、気付いたらあいつのこと考えちゃう…トゥンク」
「彼女は富裕層への偏見がひどい。しかし、なんて聡明な女性なんだ…トゥンク」
エリザベスの勘違いとダーシーの不器用さに観てるこっちがやきもきしちゃう。

この映画はイギリスの文豪ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」を映画化したもの。
原作は読んだことがないけど、いわゆる恋愛小説。
タイトルからは想像できないけど。

感想・考察・おすすめポイント

1.やっぱりハッピーエンドが一番!

画像引用元:映画.com

舞踏会で初めて出会うエリザベスとダーシー。
ダーシーがエリザベスのことを「たしかに見られなくはないが、その気にさせるほどじゃない」と話しているのを聞いてしまい、さっそくすれ違う2人。
ダーシーはエリザベスを目で追ってたから、もうこの時には好きだったんだと思う。

ダーシーは頑張ってエリザベスにアプローチするんだけど、上手く伝わらない。
例えばエリザベスが馬車に乗る時にさっと手を添えるんだけど、その場を離れた後、手を思いっきり開いて伸ばす。
実は手を触れることにすごく緊張していたんだと思う。
ネザーフィールドの舞踏会で苦手なダンスを踊ったり、シャーロットの新居に突然現れてすぐに帰ったり。
不器用だけど、精一杯行動している。

そして、雨の中、ついに気持ちを抑えられずに告白する。
「愛しています。身を焦がすほどに」
情熱的な告白ではあったんだけど、なんか一言多いというか。
姉のジェーンのことやダーシーの幼馴染のウィッカムのことが重なってタイミングは最悪。
「これでよくわかりましたよ。僕の正直な言葉があなたのプライドを傷付けていなければ、あなたは僕を許してくれたかもしれません。僕があなたの家族の身分の低さを喜ぶとでも思うんですか?」
「それが紳士の言う言葉?初めて会った時から高慢で、自惚れていて、人の気持ちを考えないあなたとなんかどんなことがあろうと絶対に結婚することはないとわかっていましたわ、私には!」
「お許しを。お時間を取らせてしまいました」
雨の音が苦しい。

その後、妹のリディアとウィッカムの駆け落ち事件をダーシーが裏で解決していたり、ジェーンとビングリーの仲を取り持ったり。
エリザベスは徐々にダーシーへの誤解を解いていく。
この2人の駆け落ちについての手紙が届いた時のダーシーを観てほしい。
落ち着きがなくて、椅子に座ったと思ったらすぐに立ち上がるとこがなんか可愛かった。

朝靄の中からさっそうと現れるダーシー。
胸毛がワイルドだぜ。
「君のために。すべて君のためにしたことだ。君が僕を揶揄うとは思えない。昨夜、君が叔母に言った言葉を聞いて希望が持てた。今まで持てなかった希望が。僕への気持ちを4月から変えていないならそう言ってくれ。僕の愛情や希望は変わっていない。だが、君の一言で僕は消えよう。もし、気持ちを変えてくれたのなら、言っておきたい。僕は身も心も捧げて、君を愛し、愛し、愛し続ける。これからはもう二度と離れたくない」
「それなら…」
ダーシーの左手の甲にちゅっ。
「冷たい手」
おでこを合わせる2人。
バックの夕日がムードを引き立てる。
これは雰囲気でわかる、キスするやつやん。
が、キスせず!
ダーシー、どんだけ不器用で紳士なのよ!

最後に父へダーシーへの思いを報告するシーン。
ドアを閉める時のエリザベスの表情を観てほしい。
もうめっちゃ恋してるやん。
可愛すぎる。
父親もめちゃくちゃ良い父親で、最後は感動のハッピーエンドへ。

2.女性にとっての結婚とは

18世紀のイギリスでは、女性の権利が低くて、自立することは難しい環境だった。
だから、お金持ちと結婚することが女性の幸せだと考えられていた。
令和の時代には受け入れられない考え方。

従兄弟のコリンズがエリザベスに求婚したが、あっさり玉砕。
ベネット家には女の子しか生まれなかったため、財産はコリンズに相続されることになるけど、それでもエリザベスは求婚を断った。
その後、エリザベスの親友のシャーロットがコリンズと結婚することになるんだけど、ここがちょっと考えさせられる。
「彼と結婚して幸せになれない理由なんてないでしょ」
「でも、あんな人と」
「やめてよ。恋に夢を見られない女だっているの。快適な家と安心が手に入るんだから、ありがたいと思わなきゃ」
「シャーロット」
「私はもう27歳なの。お金もないし、何の将来もなくて両親の重荷になっていたのよ。私、怖かった。私の決めたことにあれこれ言わないで」
時代もあるだろうけど。
幸せって何なんだろう。

あと、コリンズの扱いがひどくないか?
チビでキモくてめんどくさいってだけで、すごく嫌な奴ってわけでもないのに嫌われ過ぎてて。
あれ、目から水が…

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